Q6.医療少年院とは?
A6.心身に著しい故障のある、14歳以上26歳未満の者を収容する少年院です。
医療少年院は全国に4施設あり、精神的・身体的に疾患のある少年に治療を施しながら、社会生活に再適応させるための矯正教育を実施する施設です。
教育内容としては、通常の少年院にて実施される項目以外に、養護学校などと同様な教育などの特殊教育を行います。
医療少年院は小さな総合病院のような施設で、精神科、眼科、内科、外科、産婦人科などのすべての科が備わっており、病院として認められています。
※病院として認められている医療少年院は「関東医療少年院」と「京都医療少年院」の2つのみです。
医療少年院は、矯正教育よりも医療を施すことを目的をされてきました。
例えば医療少年院では、別の少年院で怪我や病気をした者を医療少年院へ移送し治療を施したりすることができます。
また、少年院への入院が決まった時に何らかの病気を抱えていた場合、医療少年院に送られてくることが多いです。少年(または少女)たちが抱えている問題は、行為障害や精神疾患など主となります。
また、それだけでなく、知的障害者およびそれに準じた処遇を必要とする場合や、情緒的に未成熟な場合に、個々に必要な専門的治療(および教育)を行い、社会復帰を図ることも目的としています。
非行内容としては、覚せい剤取締り法違反者や薬物関係が多く、覚せい剤使用によって幻聴や幻覚症状を起こし、重大な問題を抱えている少年(または少女)が多いです。
国内で一番有名な医療少年院は関東医療少年院ですが、その他に神奈川医療少年院、宮川医療少年院、京都医療少年院があります。
医療少年院では、国内でもトップレベルの精神医療分野の医師がそろっています。
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その他のよくある質問
Q6.医療少年院とは?
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