少年院出院後の管理人

初日

俺は、少年院の出院後の帰住先として、幸い父親が引受人になってくれました。
もし父親に断られていたら、施設への入所になっていたため、父親には本当に感謝しています。

とりあえず、少年院を出た後は、その足でそのまま保護観察所に行きました。
外の景色すべてが新鮮で、とにかく何もしてなくても楽しかった。
時期は4月。天気は晴天。最高の日でした。

保護観察所で細々とした手続きを終えた後は、家に帰宅しました。
その途中でケンタッキーに寄りましたが、あれはマジでうまかったです。

帰宅した後は、すぐに保護司のところへ行きました。
そして30分くらい面接をしたあと、また家へ帰宅。

その後は家で色々していたらアッという間に夜になり、夜は親と焼き肉を食べに行きました。
社会復帰後の初日は、信じられないスピードで終わりました。

2日目

俺は少年院に入院する前はずっと一人暮らしをしていたため、そのころの荷物を預かってくれていた人のもとへ、荷物を取りに行きました。

警察にバレては困るものもいっぱいありましたが、それは父親と一緒に処分しました。

少年院で生活していた頃は、家の経済状況を考え「仕事が決まるまでは携帯はいらない」と思っていましたが、親が携帯を買ってくれるということで、俺はお言葉に甘えて買ってもらうことにし、ドコモに行きました。

少年院出院後2日目にして携帯を持った俺のテンションは絶頂でした

が、交友関係を完全に断ち切ると約束していたので、連絡を取る相手は誰もいませんでした…。

色々終わって家に帰宅したのは夕方。この日は昔の携帯のメールや写メを見たりして、昔を懐かしんでいたら1日が終わったという感じです。

3日目以降

3日目以降は、荷物の整理をしたり、家の自分の部屋の整理をしたりしました。

久しぶりに聞くCDにテンションは上がり、めんどくさいはずの部屋の掃除・整理整頓さえも楽しくて仕方がありませんでした。

今までは親戚ともロクに接触していませんでしたが、これからは親族との関係にも気を遣っていきたいと考えていた俺は、親戚周りにも連絡したり、会いに行ったりしました。

少年院に入っていたことを知っているのは1人だけだったため、俺の爽やか坊主スタイル(若干伸びてるが)に驚いていました。

そして1週間~2週間ぐらいは社会の自由さを満喫(この期間も、1日一定時間の勉強はしていました)させてもらい、その後は就職活動を始めました。

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